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2012年2月 5日 (日)

医療機関に思う事

昨年末から 身近な人が入院する事態に遭遇し、医師の態度にも疑問を持つ事が多かった。

特にお向かいのダンナさんが入院した医療センターの医師はひどかった。

その人は、年末に倒れ、病院へ搬送されたものの 四肢麻痺になってしまった。
原因は「後縦靱帯骨化症」という、難病で、本人も家族も
誰もそんな病気を本人が持っている事を知らなくて、
靱帯の骨化が進むと脊柱間狭窄症のような状態になり、
手足のしびれを感じるのが、前兆症状としてあるのだそうだ。
事実、◯◯さんも、日頃から指先が痺れると言っていたのを、私も聞いていた。

お酒を飲んだ後、長い時間ソファーで首をもたれかけて寝ていたのが、
引き金を引く結果となり、頸椎のあたりで、
神経が「骨」によって断裂してしまった結果、四肢麻痺になってしまわれた。

でも、脳梗塞と違い、意識がクリアで、頭がハッキリしている事が、気の毒でならない。

神経をやられてしまったので、色んな指令が筋肉に届かない。
結果自発呼吸も困難な状態になってしまい、気管切開を余儀なくされてしまった。

つまり、喋る事も出来なくなってしまった。

お向かいの奥さんから、「ダンナさんの血中酸素量が低下し、
今意識不明になっているので、すぐ来て欲しいと
病院から連絡があったんだけど、連れて行って貰ってもいい?」
と言う電話があり、すぐ彼女を乗せて山の中の医療センターへ車を走らせた。

親族でもない私は車で待っていようと思ったのだけど、
付いて来て欲しいと言われ、一緒に病室に入って行った。

看護士さんが
「一時心肺停止したんですけど、蘇生処置をしましたので、
意識レベルも落ち着いてます。
もうすぐドクターが説明に来ますので、暫くお待ち下さい」
と言うので、そのまま病室で待機する事に……。

待つ事10分、ドクターが入って来て、開口一番、口にした言葉に我が耳を疑った。
「あ、◯◯さん、あのね、肋骨折れてるからね、しょうがないじゃん、蘇生したんだもん」
  
  ハァ?ハァぁぁぁぁ===????
  肋骨折れてる!
  蘇生したから……しょうがないぃ?

 え?私は被害妄想になってる???
 そんな事を医者が言う?

でも、妄想でもなんでもなく、それは余りにも情けない事実で、
そこからも このドクターの毒舌は延々と続き、

 「で、どうする?こんなこと、これからしょっちゅうあるよ?
 その度 肋骨折れてちゃ困るでしょ?
 はっきり言って治らないからね◯◯さんは…。
 次こんな状態になったら どうする?
 もうヤメる?どうせ人は死ぬんだしさ、
 ◯◯さんは現代の医療を受けられたから、こうして 命を長らえてるけど、
 これがさ、15年前なら、もうアウトだよ。
 現代でもサ、発展途上の国とかで、同じ事が起こったら、
 やっぱりアウトだよ。
 ま、人は誰しもいつかは死ぬんだしね。
 そうでしょ?あなたのおじいさんやおばあさんも死んだでしょ?
 江戸時代の人が今でも生きてる?生きてないよね。
 だからさ、次 心肺停止になったら、もう蘇生しない方がよくない?」

 こんな事をサラッというこの医者は いったいなんなの?

 奥さんが聞いた。
 「どうして心臓が止まったんですか?」

 「あー、迷走神経が暴走しちゃったんだよ」
 「え?何神経?」
 「迷走神経だよ、知らない?お腹んとこまで走ってる、
  カラダの中で一番重要な神経って感じかな。
  それがね、心臓の動きも制御してんのね。
  でも、◯◯さんの場合、脊髄がイカレチャッテルじゃない。
  抹消に指令が行かないんだよね。
  でさ、脳は指令を出すんだけど動かないでしょ?
  じゃやっぱりイライラするわけさ。
  人はね興奮状態が続いた後、興奮が収まった時点で
  心臓のバクバク感が収まってくるわけ。
  所謂 副交感神経が優位になったってことね。
  で、極端にリラックス状態が続いて、心拍数が下がってきて、
  今回みたいな事になったってわけ。
  迷走神経ってのは交換神経と副交感神経を操ってる神経の事。
  それが、うまく働かなくなっちゃったって事ね。
  ま、結局はオレたちプロに任せてもらうしかないんだけどさ、
  ◯◯さんのようなケースは症例が少ないからさ、
  他からのやり方を持って来て対処するしかないんだよネ」

 …………と、こんな感じで喋りまくる医者。
 奥さんはじっと聞いているだけだった。
 
 この会話を、患者である本人が聞いている所で、なぜこんな事を平気で言えてしまうのか?

 いくら三次救急の病院で、
 医者たちの感覚が麻痺しているとはいえ、
 ここへ来る患者は みんな 一様に死ぬか生きるかの瀬戸際で 
 搬送されて来るのだ。
 
 家族も勿論本人も、医者に命を託すしかない状況で、
 こんなヒドい言い方をされるのは いくら命が助かったとしても、
 メンタル面で立ち直れないんじゃないかと 思ってしまう。

 その日は腹が立って腹が立って、夜眠れなかった……。

 病院と医者を選ぶのも寿命のうち……。

 でも、救急車で運ばれてしまったら、まな板の上の鯉だもんね‥‥。

 「医は仁術なり」 とは もう死語なのかもなぁー。


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コメント

えっ?!
信じられません。。。

ドタバタ喜劇の話じゃないですよね!

投稿: アポロン | 2012年2月 6日 (月) 00時19分

ご立腹、もっともです!!
<この会話を、患者である本人が聞いている所で、なぜこんな事を平気で言えてしまうのか?>
私も昨年の暮れに一番仲の良かった従姉妹が他界する前に医師にも、回りの親族にも同じ怒りを覚えました。
従姉妹は若年性パーキンソン病と20年近く真っ向勝負してきました。出来る努力はすべて挑戦し、不自由な身体あのに一昨年他界した私の母の介護まで一緒にやってくれました。
いつも生きる事しか考えていなかった人です。
その彼女が栄養補給も困難で酸素マスクだけで1週間以上闘っている前で、医師は同じ様に平然と事実を語り、心無い親族は彼女の葬儀の話をしたりしたのでした。
彼女も身体は動かせず、病気で喋れなくても意識はあったのにです。
思わずコメントかいちゃいました。
彼女の娘が私のFCフレンドなので今迄言いたくてもかけませんでした。

投稿: 桑原 雅子 | 2012年2月 6日 (月) 01時21分

アポロンさん。こう言う事ってどこに訴えればいいんでしょう?
医者って、ココロの教育は受けないんでしょうか?

投稿: たかちゃん | 2012年2月 6日 (月) 09時18分

ひどい。。。救急搬送っていつも通っている病院は選べないのでしょうか。私だったら私のカルテのある病院に運んで欲しいです。
私は年末、手術で入院していましたが、看護士さんや執刀医の先生、麻酔科の先生、みなものすごく言葉を選んで離しているなと感心しました。不安なことを正直に聞いてみると、絶対反論はせず「大丈夫ですよ、みなさんそうですよ」と嘘でも言ってくれ、とても安心できました。傷口を見て「あら?」なんて顔をされただけで、不安で眠れなくなります。

本人の意識のある状態で、死を前提にした話をする医師。絶対おかしいです。嘘でもいい「最後まで戦いましょう」と言って欲しいです。

投稿: Kaoru | 2012年2月 6日 (月) 09時25分

桑原さん。そうだったんですか。悔しいですね。医者にも腹が立ちますが、親戚の方の対応もどうかと思ってしまいますよね。
ネットに書くと言う事は、世界に発信しているとうことなので、誹謗中傷だの営業妨害だので、実名が出せないのですが、本音の所ではぜーんぶぶちまけてやりたい気分です。
私は、あの時どうしたらよかったのだろうと、今でも思います。身内でない私が、患者のいるところでケンカ等したら、奥さんの立場もなくなるし、事実医者に首根っこを押さえられている 弱い立場としては、言った事で患者に何かされはしないかと、あんな医者なだけに 疑心暗鬼になってしまいます。

「アナタたちもあと50年経ったら、この世にいないよ、この部屋で生きてるのは彼女(若い看護士)くらいかな?あ、おれもギリギリ入るかな?」とも言われました。

もう、私のタマシイは完全にカラダから抜け出て、ボコボコに殴ってましたannoy

うう〜、あの医者めー!おまえも苦しんで死ねぇ〜〜〜bomb

投稿: たかちゃん | 2012年2月 6日 (月) 09時28分

かおるさん。mixiにも書いたけど、私の住んでるエリアは
まず間違いなくココへ搬送されます。
ここで働いていた看護士の友人は「家族はここへ入れたくない」と言ってました。院内感染も日常茶飯事だそうです。勿論いい先生もいらっしゃるので、どの科のどの先生に当たるか、宝くじの感覚です。
卵巣摘出をオプションと言った医者もパソコンばかり見て、最後まで私の顔をちゃんと見ませんでした。
手術、キャンセルして正解でした。

投稿: たかちゃん | 2012年2月 6日 (月) 10時03分

ココまでひどい医者の話はあまり聞いた事は無いのですが、心無い一言は有りますね。
救急の場合、深夜だったり少し厄介そうだと、搬送先がなかなか決まらず、イライラした事がありました。とにかく、まずは医療機関へ辿り着くことが先決。「これは運?」
そこで違和感を感じたら、速やかに転院するのが好いのではないかと思います。
元気な内に見つけておきたいですね、
信頼できるお医者さんと病院を!

投稿: こっぱ | 2012年2月 6日 (月) 14時10分

こっぱさま。
いつぞやは、ステキな龍をありがとうございました。
こんなところでお礼を言うのは言語道断ですね……スミマセンbearing
で、この医者、別の意味で凄過ぎますよね。
専門用語を並べて、まくしたてられたら
患者はどうしていいか分からなくなりますよね。
医学部に入学する時に、性格診断も是非実施してもらいたいもんです…。

投稿: たかちゃん | 2012年2月 6日 (月) 16時38分

久しぶりに訪れたら…これはきつい。
相手がどう感じるか?を考える訓練が出来ていないのが「今の働き盛り」なんですよ。
マークシート世代は○か×かで生きてるので相手をおもんばかる台詞を知らないのです。

投稿: 竜巻竜次 | 2012年3月 2日 (金) 02時23分

おお、竜巻竜二どの!めっちゃお懐かしゅうゴザリマス。今頃の返信ってどういうことですか…って話ですね。スミマセン。何処かでお目にかかれたらいいですねぇ。元気で頑張って下さいね。

投稿: | 2012年8月25日 (土) 12時03分

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